投稿日 : 2012.05.31
今日はちょっと一息ついて私の近況をお伝えします
皆様こんにちは、
光のソムリエ東海林弘靖です。4月より新装になったこのブログもようやく滑り出した感じです。今日はちょっと一息ついて私の近況をお伝えしたいと思います。
この5月は、久しぶりにアメリカへ旅をいたしました。目指したのはラスベガスです。いや、大金を稼ぐために向かったわけではありませんよ。この季節にアメリカ照明器具業界の見本市である「LIGHTFAIR 2012」に参加するために出かけたのです。5月10日から4泊6日のスケジュールで行ってまいりました。
羽田空港午前0時05分発NH1006便ロサンゼルス行き、LAにて乗り継ぎ約14時間でラスベガスに到着しました。ここラスベガス大通りには、カジノを有する大型ホテルが集まっています。写真右手は、その一角にある「FASHION SHOW MALL」という大型のショッピングセンターなのです。
このショッピングセンターでは、毎正時になると約15分間のファッションショーが開催されます。普段通路だった床が急に浮き上がってステージとなるのです。何かアメリカっぽいですよね!
ガラス張りの調光室にもそれっぽいスタッフがスタンバイしていて、天井につられたムービング・ヘッド(電動で照射方向や光色を変えることのできるスポットライト)に信号を出していました
私はといえば、国際照明デザイナー協会(IALD)のデザインアワードの優秀賞を授かるということで、ホテルのバンケットで開催されたフォーマルなパーティに参加させていただきました。
そして、これがその時にいただいた楯でございます。受賞プロジェクトは「二子玉川ライズ ガレリア」の照明デザインです。→詳しくはこちら
ディナーの後に、私の心の師匠であるアメリカ人照明デザイナー、ポール・マランツ氏(写真右)と久しぶりにお話をさせて頂きました。「照明デザインを楽しんでいますか?デザイナーが自ら楽しむような仕事はいい仕事なんだ・・・いいね!」相変わらず茶目っ気たっぷりで声をかけて頂きここに来た甲斐があったなぁ・・・嬉しくなりました。
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PROFILE
東海林弘靖 / Hiroyasu Shoji
1958年生まれ。工学院大学・大学院建築学専攻修士課程修了。
光と建築空間との関係に興味を持ち、建築デザインから照明デザインの道に入る。1990年より地球上の感動的な光と出会うために世界中を探索調査、アラスカのオーロラからサハラ砂漠の月夜など自然の美しい光を取材し続けている。2000年に有限会社ライトデザインを銀座に設立。超高層建築のファサードから美術館、図書館、商業施設、レストラン・バーなどの飲食空間まで幅広い光のデザインを行っている。光に関わる楽しいことには何でも挑戦! を信条に、日本初の試みであるL J (Light Jockey)のようなパフォーマンスにも実験的に取り組んでいる。
[バックナンバー]
三井不動産レジデンシャルが運営する
ウェブサイト、「みんなの住まい」にて
連載されていた「光のソムリエ」の
バックナンバーがご覧になれます。
vol.01 光の質にこだわっていますか?
vol.02 近未来の照明生活
vol.03 電球シルエットは不滅?
vol.04 ブラックアウト・停電
vol.05 照明国際見本市での小さな楽しみ
vol.06 「Light+Building 2012」レポート
vol.07 デイライト・ミュージアム
vol.08 ファッションデザイナーが作ったホテル
Vol.09 光をテイスティングする!
Vol.10 魅せられたルミナーレの光
Break Time
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